イチローと福島弓子さん


写真はイチローと弓子夫人にはしませんでした。
愛ちゃんの夫さん、素敵です。

イチローが引退しました。
ビートたけしのコメント「偏屈ですごいね」という讃え方が一番印象に残りました。
いえ、なんかその通りだなあ、と思ったもので。

「よく頑張った」とは思うし、45歳までの長きに渡った現役生活には相当の努力が必要で、そのストイックさはやはり尊敬に値する人なのだとは思います。
と同時に「イヤなヤツだなあ」という相反する、矛盾した気持ちが沸き上がる感覚もあるのです。

エラそーなんだなあ。
なんかどこか哲学者のような、「無頼派」の文学者のような物言い。

そう、発想を変えると、あれだけの「偏屈」な人だから、あのような「記録」を達成できたのだと思います。
そう考えれば、納得のいく話ではあるのですが。

まあ、一番の「うわっ!」は、おにぎりの件。
2800個作った奥様に3000個を作らせて上げたかった。(球場には必ず手作りのおにぎりを持って行くとのこと)
奥様は元アナウンサーの福島弓子さん。
で、「三歩下がっての空港ツーショット」
これって「サムライのイチローに三歩下がって付き従う『武士の妻』って感じ」と思ってしまったのは私の他に推定3人くらいはいるはず。

これは嫌だなと思う。
マスコミといい、SNSといい、その妻の「奥ゆかしさ」の評価に、今日本が掲げる「女性が活躍する社会」のメッセージがいかに嘘くさいかが分かります。
一節によると福島さんは、エステを経営、財テクもしていて資産も100億だとか。
これが本当かどうかはわからないのですが(イチローは否定しているらしい)、すごい人(?)のような気がします。
もっと胸張って歩けばいいのに、と思うのです。

TBSの看板アナウンサーだった人がなぜ堂々とイチローと並んで歩けないのかがわからない。
そしてそれを良しとするマスコミやらその外野やらがことごとく腹立たしい。

野球選手にしても、サッカー選手にしても、なぜかスポーツ選手の妻は、影に隠れて夫を「応援」しなければいけないという風潮があるように思います。
マー君(田中将大)しかり、長友しかり、プロスポーツではないけど、水泳選手の瀬戸大也(奥様は元飛び込み選手でしたが引退)しかり。
卓球の福原愛ちゃんも、あの美男子の夫、江宏傑さんとの結婚を機に引退だし。(江宏傑のいい男ぶりに有頂天の福原愛,という図はそれはそれでほほえましいけど。なんというか”とったど~”という感じがにじみ出ている)

古代においては、女王の存在したこともあるこの国は、今やなんと哀しい国なのでしょうか。
もう少し粘ろうよ、女子!

メイ首相も頑張れ!(って脈絡がない)