「私の夫と結婚して」~究極理想系男子ジヒョク~



「私の夫と結婚して」
話題のドラマを視聴しました。
パク・ミニョンが病気の冒頭を演じるために、30kg台まで減量したとか、敵役を演じたソン・ハユンの(後から出てきた)学生時代のいじめ問題が浮上したりして、話題に事欠かないのはヒットした証拠でもあります。

ソン・ハユンの演技はほんとにすごくて、その「いじめ問題」の信ぴょう性に思わずのってしまうのは、なんとも皮肉な話でもあります。

クズ夫を演じたイ・イギョンも上手かった。
クズを演じながら、垣間見せるユーモアセンスに底知れぬ演技力を感じました。
徹底的にナ・イヌの引き立て役を引き受けています。

そして、そのイ・イギョンによってより輝く、ナ・イヌ演じるユ・ジヒョク部長。
最高に魅力的な、寡黙で、知的で、懐深く、時に情熱的にパク・ミニョン演じるカン・ジウォンを徹底的にサポートする男性を演じています。
何と言ってもスタイルの良さ、派手さはないけど、整ったお顔。(最初の頃のメガネジヒョクの方が好みだったりする)
188cm、189cmとかプロフィールによってばらつきがあるけど、逞しい肩幅といい、そして低音ボイスがまた魅力。

パク・ミニョンも悪くなかった。
今年38歳、とてもあと2年で40歳になる人とは思えない、肌のハリ。
ナ・イヌが29歳、撮影当時を考えても、8歳の歳の差とは思えない輝きです。
ナ・イヌが落ち着いた雰囲気で、歳よりも上に見えるのこともあり、違和感は全くない。

面白いことに、パク・ミニョンは早々に整形を告白していて、それも評価されているとか。
たしかに、アップ画面になると、目のくっきり二重に多少の違和感はあるけれど、キリッとしたキャリアウーマンをしなやかに演じていました。
ユ・ジヒョクにより自立度を高めていくのだけれど、男性をボディーガード役ではなく徹底的に後方サポートとして描いていました。

自分の身は自分で守る、自分で考え、行動する。
パク・ミニョンの細すぎるからだに柔道着は全く似合ってないし、相手(ジヒョクの後輩男子)が倒れたシーンも説得力はないけど、それはおいておいて。

ラストの回、ラブラブモードの二人のシーン、ジウォンが「私と結婚してくれますか?」というと、「ひどいな」と怒って歩いて行くジヒョク、戸惑うジウォン。
少しして花束を抱えて戻り、「他は何をしてもいいけど、プロポーズだけはだめだ」と長い脚を折り、ひざまずくジヒョク。

この「他は何をしてもいいけど」がこのドラマのテーマだった気がします。(だって自分の変わりに「敵」に死んでもらうことが目的だもの)

ラストのラブラブモードのシーンが長くてとばしたけど、よくできたドラマだったと思います。