キム・ソンホから考えること



一気に視聴するドラマがない中、10月が終わろうとしています。
今現在、ネットフリックスの「恋慕」を観ているくらいです。
さんざん世間を騒がせた「海街チャチャチャ」に主演していたキム・ソンホの話題は出尽くした感があり、何かまた世間は話題を見つけてゆくのだと思います。

それにしても、ネット社会の恐ろしさ。
キム・ソンホについての知識は、「100日の郎君様」のヒロインに恋をする第二の男子を演じていた、というくらい。
主役のディオよりも背が高く、なかなか演技も上手く、30歳は超えていて落ち着きもある人、という印象が残りました。
強烈なキャラクターではなかったので、「強烈な爪痕」ということはなかったけれど、その後の活躍をネットで観ると、今年のそれこそ今が絶頂期であったわけです。

「中絶を強要」という一方的な物言いを確かめる術はないけれど、少なくとも30歳を過ぎた大人が「避妊」をしなかったという事実。
相手の人がどうゆう経緯で「中絶を了承」したのかは謎だけれど、結果をみれば、「安易」な人、というレッテルは免れない気がします。
女性側の主張がある程度通ってしまうのは、(女性の側の)「身体に負担」をかけた事実はどう弁明しようと確かなのです。
避妊をしないでセックスをしちゃう人が、簡単に中絶を促した、そのことは弁明しようがない。

一夜にしての凋落は、現代ネット社会での「恐怖」であり、「特異性」でもあると思います。
聖人君子しか俳優にはなれないのか、と思う反面、イメージを背負った以上、広告主だったり、テレビ局だったり、大衆が「選別」するのも仕方がない、とも思うし。
それは「大衆メディア」のテレビという媒体が持つ宿命なのでしょう。
映画は一般市民がお金を出して観る選択をする、テレビはスポンサーの広告費で、番組を作り、大衆が受け入れる。広告主は大衆の「好悪」を忖度する。

ベッキーが一夜にして、「謹慎」に追い込まれたのも、渡部健が全番組を降ろされたのも、そんな大衆に向けた忖度がテレビ局にはあるわけです。
韓国俳優陣が追い込まれる、「学生時代のいじめ」は事実もあれば、いわれのない中傷だったりもして、「有名税」とは言え、やっぱり大変な時代だな、と感じます。

インスタやツイッターにしても、簡単に検索ができ、証拠として残される。
いや~、うかつなことはできません。

幼少の頃、小学校の頃のあれもこれも、今考えると、「いじめ?」とも言える事柄が沢山あった気がします。
今の若者は弱すぎる!とかいう昭和の遺物にならないためにも、アップデートが必要なのでしょう。