小室哲哉が突然の引退を発表しました。週刊文春に「不倫」の記事を書かれ、責任をとって引退、という流れと当初は思いました。が、「介護疲れ」による燃え尽き症候群なのではないか、という記事も多々見かけるようになりました。
2011年の秋にくも膜下出血で倒れてから今年で7年、長い介護で疲れ切ったのでしょう。KEIKOさんは、「高次能機能障害」という大変な障害が残ってしまったのです。おそらく、倒れてからリハビリは続けているのでしょうけれど、ある程度回復をして、けれどその「回復の限界」を小室哲哉が感じてしまったのでしょう。その不安と焦燥と疲れを医療知識がある「看護師さん」に打ち明けたり、頼ったりするのは致し方ない、と思うのです。
いえ、むしろその自分の気持ちを聞いてくれるプロフェッショナルがいたことで彼自身が救われていたのだと思うと、なんの縁もゆかりもない小室哲哉に同情と心配を禁じえません。男性の一人介護は、ともすると一生懸命になり、自分の体調・メンタルを顧みないで、疲れ果てる、というパターンが結構ある、といいます。
専門家も言っていますが、手助けを求めることが大切で、なにより「一人で抱え込まない」ことが大切だそうです。
頼りにしていたその看護師さんとの関係も、そこで断ち切らざるを得なかったら、なんとも気の毒な話です。「週刊文春」も罪なことをしたものだと思います。
今まで曲もさほど好きでなければ、なんの興味もなかった小室哲哉に初めて、KEIKOさんに対する真摯な思いと、今までの介護に大したものだ、と感心しました。
ともかく、一度ケアマネージャーなり、ソーシャルワーカーなり、専門家に相談して、自分が抱え込まないように「ケアプログラム」を立て直すことが必要だと思います。そして、自らの精神状態を専門家に見てもらい、自分のライフプランも立て直すことが大切だと思います。
KEIKOさんの若さを考えると、先はとても長い。その長きに渡るであろう「介護」を自分ひとりで背負うのは、あまりにも酷だと思います。家事代行サービスを使い、介護士、看護師等プロフェッショナルな人達のサービスを受け、自分も何か仕事をした方がいいと思うのです。
小室哲哉の今すぐしなければならないことは、自分の「疲労」をいやすことです。真面目な人なのでしょう、そして完璧を目指す人なのかもしれません。彼女の家族にも手伝ってもらいながら、人手を確保し、「助けてもらう」ことが急務だと思います。