佐々木希の今後を考えてみた


佐々木希は強い。
たいしたものだ、というなんだか夫と反比例するように急激に評価が高まっています。
元ヤンらしい。

やっぱ、就職して実力を発揮するのが、ヤンキー。
結婚してちょっとやそっとで(というか夫の素行不良)でもへこたれないのがヤンキー、らしいです。
現場に強い、いえ、現実に強いということでしょう。
普段と変わりなく(番組の)収録に参加し、仕事をこなしたらしいです。

ヤンキーの世界はよくわからないけど、想像するには理屈・理論・正論が通らなくても「やり過ごすスキル」を持っている人達の集まりなんだろう、と推測されます。
理屈抜きの「思い」を実行する集団、集団倫理を苦もなく踏襲できる人達、と思います。
佐々木希自身、結構な(男女間の)修羅場をくぐり抜けてきているのかもしれません。

父がハリウッド俳優になってしまった杏とは違うのかもしれない。
地方から上京してきた、昔ふうに言えば、「成り上がり」の強さもあるような気もする。

これで、離婚するにしても、このまま渡部健を見捨てないにしても、佐々木希の「強さ」は語り継がれるという気がします。
渡部健の不祥事を謝る必要はない、とも思うのだけど、この「すいません」というのが重要なのだろう、と思う。
とても日本的です。
なんというか、コンビ、夫婦、つまり「連帯責任」というくくりです。(旧日本軍隊のような)
日本に「個」の観念が根付かないのは、この「連帯意識」があまりにも深いからだと思う。

夫婦である前に婚姻関係で「夫婦」になった妻、コンビである前に一人の芸能人ではなくて、なぜか 個人<集団、という力関係が存在する。
何に属するかが重要で、個人としてどう考えるかは二の次。
佐々木希にはその理不尽さも追いやるヤンキー気質が備わっている、ということでもあるでしょう。
渡部健を「病気」という括り方をしないで、「やんちゃ」という括り方をしているとも考えられます。

そして、「タレント」としての生き残りを考えれば、やっぱり「クズな夫を捨てなかった人」というイメージがプラスの方向に向かうような気もします。
反対に、そのへんの危うさを感じ取り、そこに惹かれたとしたら、がぜんヤンキーの血がすべてを追いやる、ということもあり得ます。

工藤静香が「元ヤン」の象徴らしいのですが、あのキムタクの絶頂期日本女性の約半分を敵に回した強さ、佐々木希にもその「強さ」がある、そんな気もします。
理屈より「気合」で乗り切る、そのメンタリティーを最大限発揮する、今がチャンス!かもしれません。

佐々木希の今後に期待したい。(それにしてもキレイな人です)