「セックスアンドシティー」のサマンサは永遠です!


ちょっと前に「セックスアンドシティー」の映画3作目の企画が流れた話が話題になりました。そのことに関して、主役のキャリーを演じたサラ・ジェシカ・パーカーとサマンサを演じたキム・キャトラルの関係に憶測が及んでいろいろな記事が出回りました。

確かにSNSでのやりとりで、キムの弟が亡くなったことに慰めのツイートをしたら、キムがサラに「あなたは私の友達じゃない」「偽善者」とか結構なツイートを返したということもあり、ことあるごとにサラとキムの不仲説が浮上していたことでも「やっぱり」的な拍車がかかったのでしょう。

「SATC」を全部観ている(でも半分は踏破・・・しているはず)熱心なファンではないけれど、映画の2作は観ていて、サマンサ姉さんのファン(ゲイにも人気・・・らしい)になった私は、その一連のやり取りがとても残念です。
サラは落ち着いた対応をしているようで、キムからの「絶縁状」ともとれるツイートにも「これ以上騒ぎを大きくしたくない」と終わらせた、という記事がありました。
サラ・ジェシカ・パーカーは評判の良い人で、キムとの確執にはサラに分があるようにも感じられます。
サラが映画では「プロデューサー」というポジションにあることも、圧倒的優位なのかもしれません(大人の事情)。

でも、私はあの『サマンサ姉さん』が好き。
サマンサはぶっとんでて自由で、自分の欲望に忠実で、何よりすがすがしかった。映画の2作目は、サマンサの体張った場面だけが印象に残っているくらいで、あとはの3人は、「なんだかなあ~」という、ちょっと「結婚しちゃって色褪せた感」が漂っていて今一つ魅力がなかったのです。
言ってしまえば、キム一人が「SATC」を背負っていた感じ。あとの3人がそれにぶら下がっているような。
一番年上のキムが「なんで自分だけ」という思いが募ったのだったら、どことなく納得のいく話でもあります。
出演交渉でも、一度も「YES」と言っていないと断言しているようだし、「次のチャプターに行きたい」という言葉が真実なのだと思えます。

私たちは友達なんかじゃなかった。同僚よ。仕事とプライベートが区切れていてその方がずっと健康的だわ。

という発言は、サラも「傷ついた」と言っているようですが、それでいいんじゃないか、と思います。
「同僚」は仕事が終われば、家に帰る。家に帰っても、(仕事上で)何かがあれば互いに「連絡」はする。でも、仕事のつながりがなくなれば、エンド。
『健康的』ではないですか。

ドラマの中と現実は違う。あまりにもリアルにドラマにのめりこむとそうは思えなくなるのは、視聴者の「悪い癖」なのでしょう。
確かにキム・キャトラルのツイートが感情的だったりする部分は否定できないけど、「役(サマンサ・ジョーンズ)に対する終焉感情」は理解してあげようと(上から)思います。
高額なギャラではなく、「自分の感覚」を優先するのは、女優として当然なことだと思うのです。

それと、(友人役で)共演した俳優・女優が全部とっても親しい友人になっていたら、それはそれでとても大変、ではないでしょうか。
とりあえず、キム・キャトラルの味方をしてみたくなりました。