チェ・ジウについて


チェ・ジウの魅力ってなんだろう?と考えてみたのですが、やはり何と言っても感じるのは、「透明感」なのではないでしょうか?いろいろなドラマを観た後に思うのは、韓国の女優さんて案外濃い人が多い。そのなかでやはり群を抜いてあっさりとした美人を探すと行き着くのがチェ・ジウなのです。
もう、42歳くらいなので、恋愛もののヒロインでは無理があるのだけど、十分きれいです。

このあとの「天国の階段」ではもう少しハツラツとした役だけれど、この「冬ソナ」前の「美しき日々」(また薄幸な役)の3本の似たような役で、女優としての地位を築きました。
もちろん全部視聴したのですが、役としては、このユジンが一番好きです。涙のヒロインのわりによ~く見ていると「ふてぶてしい」ところが特に。

まず、結構しぶとい。なんだかんだでも決して仕事を辞めなかったことも評価したい。そして、これは最初の視聴のときに気づいたのですが、「いつでもちゃんと寝てる」
山の上のレストランでも、この後のサンヒョクとのトラブルでミニョンの別荘に行ったときでも、空港での劇的再会の後のホテルでも、チュンサンとの最後、民宿でも。(このときはユジンの寝ている間にチュンサンが出て行く)

かなり悩む役どころだと思うのだけど、一睡も出来ない、というシーンが全くないのが気に入っています。
おそらく、チェ・ジウ自身も投影されている気がするのです。(まあ女優だし。へこたれない精神はきっともっているはず)
そしてあれだけサンヒョクを振り回し、最終的には「別れる」(もちろん私はチュンサン・ミニョン派)
なんだかんだいっても、高校時代の確たる感情「友人」を貫いた訳です。(だから、「恋人」になったらダメだって、というツッコミは置いておいて)

背の高さも、韓国的には人気の一因なのでしょうけど、映像的に見ると「天国」のクォン・サンウとのバランスが一番良かった。「美しき」のイ・ビョンホンはジウとほとんど背の差がなく(サンヒョク役のヨンハは全く同じくらい)ちょっとキツかった。(キムタクと小雪のようなバランスと思っていただければ)
ドラマ的に全くのメロドラマなのでそこは美しく、という願望です。

最近はあまりヒット作品にめぐまれていないようです。思い切った役の切り替えが必要になっているのかもしれません。
日本で言えば、石田ゆり子の線。あるいは、(ちょっと今は隠遁だけど)斉藤由貴、(私も好き)和久井映見。美しくもふてぶてしい40代の路線です。

是非、ご検討を。