「愛の不時着」 ~7話は愛の確認~


撃たれたジョンヒョクを病院に運び、セリは空港に向かわない選択をします。
病院に着いても、今からでも間に合うとグァンボム(イ・シニョン)に促されるのですが、セリの気持ちは変わりません。
献血用の血液も足らず(ええ?)、偶然にもジョンヒョクとセリが同じ型で、セリのお陰でジョンヒョクは助かります。

孤独だったセリがジョンヒョクの存在に助けられ、その存在故にジョンヒョクの生死にとてつもなく不安になる。
それは、未だかつて持ったことがない感情だったのです。
そんなセリはジョンヒョクが手術後やっと目覚めたことに安堵するのですが、

「 君を飛行機で送るために、我々は命をかけた。それがどういうことか分かっているのか ? 全ての努力が水の泡になった。どれだけ迷惑をかけたら、すまないと思うんだ ? 」

と辛辣な言葉を投げかけられます。
セリはジョンヒョクが麻酔からまだ覚めていないのね、と言い病室から出てゆきます。

その後、医師からセリの献血のこと、ずっと泣いていたことを聞かされるジョンヒョク。

こんな時にどこにもいくところがない、と病院の玄関先で泣いているとジョンヒョクがやってくる。
「風邪をひく」というジョンヒョクに「人のことを心配している場合ではない、寝ていないと」と労わるセリ。
さっきの言葉は本心ではない、と謝るジョンヒョク、「あなたが生きていてくれたことに感謝している。許すことは何でもない」というセリ。
船のとっさのキスではない、ジョンヒョクのキス。
ヒョンビン沼にかなり浸かってきた感じ?

この回の面白いところは、部隊のお見舞いの辛辣さ。(ピョ・チスの発言!)
ジョンヒョクは自分が撃たれたことに恥じ入って、寝たふりをしていると、
ピョ・チスが「どうして撃たれたんだ?」と寝ている(フリだけど)ジョンヒョクを見ながら言い出します。
続けて「よけられなかったんじゃないか」
「自分が機敏なふりをするべきじゃない」
「弾が速すぎてよけられなかったんだ」と決めつけます。
ジョンヒョクが狸寝入りをしていることを知っていたセリは隊員たちを追い出します。

その後セリが弾をよけることができなかったのかとジョンヒョクに尋ねると、
自分がよけたらセリに当たるからと、
セリは今度同じことが起こったら、避けて欲しい、と。
ジョンヒョクは同じことが起こったら、自分にかまわず行って欲しい、とセリに言います。

この二人のセリフもまた後のエピソードに直結します。

セリが床に寝ていたことを知ったジョンヒョクがベッドを使うように言い、自分が床に寝ると言い出します。
それを止め、二人で狭いベッドに・・・・
「境界線を越えなければ戦争は起こらない」とセリ。
このドラマならではのセリフです。