東出の不倫 ~ファイト!~


唐田えりか、どこかで見たことあるなあ、とWikipediaをクリックしたら、「凪のお暇」に出ていた女優さんだった。
高橋一生と上手くいくのかなあ、と思わせといて、結局振られちゃう役。
一見「可愛い」のだけど、結構したたかで、なかなか存在感があった役でした。

それにしても、

「今回の記事に関して本人に確認いたしましたところ書かれている事柄はほぼ事実と判明しました」と説明。「これらのことは東出の愚かさ、未熟さ、責任感の欠如が引き起こした事柄だと思います。どのように非難されても弁解の余地はありません」とつづった。

中略   そのうえで「ただ今回の別居は離婚へ向かうものではなく、なんとか修復へのステップを踏むための冷却期間と聞いております」と説明。「厳しい道とは思いますが、東出が夫として、父としてもう一度家族を再生するために自らの生き方、姿勢を含めてその証を示してゆくしかないと思います。弊社としてはその道程を厳しく見守ってゆく所存です。どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます」と締めくくった。

何が言いたいかというと、こんなことを平然と「東出昌大」が所属している事務所がこんなコメントを出しているところ。
なんか、おかしくない?
渡辺謙やら杏やらに気を使っているのだろうか。

そりゃ、イメージダウンは免れないでしょう。
でも、それは東出昌大が負えばいいことであって、事務所が「その証を示し、その道程を見守る」必要はない、と思うのだけど。
CMがなくなれば、事務所は東出に怒るか、はたまたクビにするか、好きにすればいいのであって、「連帯責任」を負う必要もない、と。

なんというか、全方位への「すいません」という姿勢の気持ち悪さ。
社会人と会社の契約はビジネスなのだと思うのです。
会社が個人の生活の「善悪」に踏み込むな、と思います。

「浮気は俳優の芸能肥やし」ということを言いたいわけではないけど、「不倫=世間の皆様、平にお許しを」という図。
世間が一丸となって個人の不倫を法を犯した如く断罪し、その攻撃に身を構えるために、事務所がその社会的制裁に対する予防線を張る。
だったら、政府の「公文書破棄」にもっと怒っていい。

東出が、私たちの税金を使って唐田さんと遊んでいたわけではないのです。
東出がCMで乗っている車を買ったからって、返品することはできないし、その車の「責任」を彼がとる必要もない、のです。
「不倫」はプライベートの問題であって(CM会社はイメージを買っているので契約破棄の権利はある)、杏が「離婚」を選択するか、「許すか」はわからないけど、「杏さんが心配」などと言われる筋合いでもない、はず。

この一連のメディアの取り上げ方が非常に腹立たしい。
善・悪の図に当てはめて、断罪するその単純な魅力にメディアも大衆もハマる、その怖さ。

日本総健全化計画?
人はそんなにきれいなことばかりしているのか!?

東出負けるな!!(別に好きでもないけど)
このことをきっかけに、彼が「演技派」に脱皮してくれることを期待して・・・・