上沼恵美子発言の変化から読み解く時代の流れ


いや~何がスゴイ言って、「上沼恵美子」さんの変わり身の早さ。
宮迫・亮の会見の後の、同じ事務所の芸人さんの(仲間として二人を応援したいという)同情発言に、自分だったらこれで消えてくれたと思う。何で頭一つ出ようとしない。だから今の芸人は今一つおもろない、(要約)と言ったとか。
上記が21日の発言。

で、松本人志がツイッター『松本、動きます』と投稿、社長(岡本社長はダウンタウンの元マネージャーだった)との面談後の急展開に、「すごいな、松本人志さんて」と発言。(22日のラジオ番組で)
しかも、松本人志さんが辞めるから撤回(宮迫・亮のクビを)したんじゃない。(吉本興行が)初心に戻ろうとした、と言ったとか。

この方がなぜそこに残っているか、残ることが出来ているのかががよく分かります。
同情発言をしたのが、月亭方正(51)とお笑いコンビ、FUJIWARAの藤本敏史(48)と原西孝幸(48)。
まあ言ってみれば、松本人志よりは、はるかに下の芸人だったわけです。

彼らには、「仲間意識ばっかり高くて」という趣旨の発言は出来ても、松本人志には、「社長と直談判すごい」になるわけです。
上沼恵美子は、この流れから、「今の時代は、人を蹴落とすのではなく、手を差し伸べる時代だ」と悟ったのだと思います。
その後、「吉本は大阪の誇り」と言っているとか。
いや~すごい!

それにしてもここで露呈したのは、(この前のジャニーズ事務所の件、SMAPをTVに出演させないよう働きかけた)といい、この吉本興業といい、時代が変わってきている中での「旧態依然」とした感覚のずれ、です。

特に吉本興業の場合、「営業」にカギ『』で闇が入ろうが入るまいが、OKだった頃のギャラと今のギャラが同じであったら、それは「生活」にもかかわる問題になるのだと思うのです。
まずは、企業規則(コンプライアンス)をきちんとすること、問題がおこったら、社長の独断ではなく、会社全体の組織で決めること。
もちろん、最終的には社長が責任をとるのだけれど、社長の一声で社員をクビにできるというそんな組織はダメだということなんだと思います。
今回の件でのかかわった吉本興業の弁護士はクビにしたほうがいい。
もう少し時代に即した「吉本興行のイメージをアップ」することに視点がある人を雇うべきです。

世の中が成熟してきて、雇い主が雇われた人たちにとる「態度」にも関心が集まるようになった。
お前たちを雇っている、という尊大な態度はNGになりました。
そして、それを横目で見て、知らん顔をする人達もNGなのです。

さんまの「(自分の個人事務所に)二人を雇いたい」、たけしの「猿回しの猿が人を噛んだら、猿が謝るのではなく飼っている人間があやまるのが当然」等擁護発言に賛同が集まっています。

二人への同情を集め、且つ自分たちへの称賛も集める、大御所と言われる所以です。