「冬ソナ」再視聴④


「冬のソナタ」は時々、神秘的な要素を織り交ぜます。友人のヨングクも「霊感」的なものがあるようです。(何回か能力を発揮します)
ユジンがサンヒョクを待っていると、占い師のオバサンに話しかけられます。「探している人が見つかる」という言葉でした。サンヒョクがユジンを見つけて、二人は笑いながら立ち去ります。

サンヒョクはユジンが好きで好きでたまらなかったと思います。見ていてだんだんつらくなるのですが、それはいわゆる「執着」に近かったのだと思うのです。高校時代にすでにユジンはサンヒョクを「友人」としてしか見ていない、と自覚していました。
結局、チュンサンが去り、その存在がなくなるとユジンとサンヒョクの関係が「あいまい」なままで28歳まで来てしまった、ということがこの二人の最大の問題だっと思います。
「(友人として)好きだ。でも愛しているわけではない」、このことをはっきりと伝えるべきだった。
二人は8歳の時、「双子」に間違われた、ということも話しています。つまり、「兄妹」「姉弟」という関係であって、決して恋人ではなかったのです。

ユジンは仕事の途中と、婚約式の会場へ向かう途中、チュンサンにそっくりな男性を見かけます。婚約式へ向かう途中の時は、無我夢中で追いかけてしまい、「婚約式」は流れてしまいます。
もうそこでやめようよ、と思ったの人は推定1000人は超えたはず。しかし、サンヒョクは諦めません。

ユジンの部屋の走り書きをサンヒョクが見てしまい、チュンサンへの今だ止まぬユジンの想いを知ってしまいます。それでもユジンに「自分に言ってくれれば良かったのに」と言うサンヒョクです。ユジンもサンヒョクへの「すまない思い」を抱えたまま、チュンサンへの断ち切れない想いを自覚します。中途半端な二人、このことがこれからのことをややこしくするのです。

懐かしの高校で仲間だけの婚約式を執り行うことになります。チェリンがフランスから帰国して合流することにもなり、春川で再会します。
人を待っているという意味ありげなチェリン。5人が「はじめて」という曲を聴いていると、ノックする音が。そして・・・・・・
4人はその顔を見てかたまります。それは、チュンサンにそっくりの「イ・ミニョン」でした。高校を後にしながら「してやったり顔」のチェリン。

彼女は彼女で、何もかも叶わなかったユジンへの復讐だったのだと思います。チュンサンにそっくりのミニョン、高校の時はユジンにしか興味がないのを隠そうともしなかったチュンサンが今や、(ミニョンだけど)自分の恋人。こんな爽快で痛快なことはないわけです。

最初の視聴時は、「なんて女だ!」と思ったけど、いろいろな韓ドラを観て、もっとクソな人(失礼!)を観たあとは、「まあしょうがないよね」と思えるから不思議。

バレる嘘をこれからつきまくるチェリンも可哀想な人だったのです。