「お一人さま」を考えた


「お一人様」の記事が結構目につきます。「お一人様老後」を想定して今から「一人の行動になれよう」というものも。なかなか示唆に富んでいます。

「趣味を持つ」「友人を持つ」「お一人様の空間に慣れる」、というのは意外と難しいのかもしれません。私の周りにも職業としてのキャリアは十分なのに、お茶も一人で飲んだこともない、という方がいます。一人の行動が苦手なのでしょう。
「これならできる一人の行動」と「趣味」「友だちをつくる」を考えてみました。

①待ち合わせに「カフェ」を使う、ちょっと早く入って待っている。30分くらい一人で過ごすとちょっと慣れてくるかも。
②「映画」はお一人様行動の初心者向けです。観たい映画を一人で観る、勇気を出して。
③仕事帰りのショッピングは、それよりも気軽かも。買いたいものを決めて目的を持って歩けば結構気楽では。
④食事はハードルが一段高くなります。まずは、カフェのランチから。今の時代一人で入りやすいという情報はSNS等で調べられるはず。

それよりも、もっと初心者向けは「図書館」からはどうでしょう。これはものすごくハードルが低い。本を借りるという目的で入る、誰もが一人行動をしているところです。

この歳になって感じるのは、職場と家の往復ではなかなか新しい友人をつくるのはなかなか難しいことです。
やっぱり何かの「サークル」、「習い事」、「地域のボランティア」等に参加するのが簡単なような気がします。すぐには気の合う人が見つからなくても、少しずつ距離を縮めていけばいいのです。

やはり、学生時代の友人との付き合いを続けておく、というのもアリだと思います。アラカン世代は、子どもの手も離れて「時間」が増えてくる頃です。クラス会も行ってみる、久しぶりに連絡をとる、「はがき」を書いてみるのもいいかもしれません。

そして、やっぱり何か「一人でできる好きなもの」を見つける。これは手軽なものがいいと思います。手先の器用な人は「手芸」「編み物」、どこかの教室に行ってみて始める「絵」「俳句」、オーソドックスな趣味では「読書」「ドラマ鑑賞」、ちょっと持続する心意気が必要だけど、「語学」「楽器」などなど。

場所と機会があれば、大学の開放授業もいいかもしれません。今、結構市民講座が充実しているようです。この歳になったからこを、自分の興味のあることを一から学ぶ、という時間も根気もあるのではないでしょうか。

歳をとるのが楽しみになってきました。