ビビる大木の「サクセスフル・インテリジェンス」


ビビる大木の冷静的自己分析はcafeglobeというサイトで紹介されている「サクセスフル・インテリジェンス」といわれているものではないか、と思いました。

「 サクセスフル・インテリジェンス」とは、自分の文化的環境のなかで、自分にとって意義ある人生のゴールを設定し成し遂げる能力です。このインテリジェンスを持つ人は、まず自分の長所と短所を理解して、長所を生かし短所を直したり補ったりして、目標を達成するのです。長所と短所には、創造面、分析面、実践面、そして知恵に基づいた面の4つのスキルが関係します。

でしょう?この「サクセスフル・インテリジェンス」を提唱しているスタンバーグ教授は、社会での成功は、IQでも学校の成績でもない、と断言しているそうです。

自分の長所と短所を理解、短所を直したり補ったりして、目標を達成する。これって自ら人気がないけど、嫉妬もないから沈まない、というビビる大木が分析した、自分の短所と長所じゃないですか?
そして、彼は身の丈に合わせた「生活」をすることによって、「沈まない生活」を創り、仕事を持続する方法を考えたのだと思います。

「歴史好き」を公言し、自ら歴史番組にゲストとして招かれています。本も読んでいて、博識だと思います。
でも、決して専門家を気取らない、あくまでも「素人の歴史ファン的目線」を崩さない姿勢に、感心します。専門家の意見に素直に驚き、耳を傾けるのです。自分に何が求められているかをキチッと把握しているのです。

正に「サクセスフル・インテリジェンス」です。

この法則に従っている人に「小島よしお」がいます。「テツandトモ」もそうです。
ライブという強みを見つけて、会場にいる人を楽しませる、という真摯な営業が受け、今やTVの外で活躍している芸人さんです。彼らはコンパクトな画面の中で、瞬発的にインパクトがあるパフォーマンスをするのが苦手だったのだと思います。ひな壇、ワイプの中で、受けをとることが出来ず、消えていったのでしょう。

自分たちの「長所」は何かを問い、一瞬の芸ではなく、「ステージパフォーマンス」を磨き、つまりこれが短所を補うという行為、で「サクセス」に導いた、ということなのです。記事は、

人の成功には、本人のスキルだけではなく、置かれた文化的環境のなかで倫理的な選択ができるかどうかも関係するという点が興味深いです。

ということも書かれてます。この「倫理的な選択」というのは、「観客を楽しませる」ということを彼らが探求している、ということなのだと思います。その探究心が成功に導く、という法則。結局「仕事」は、自分だけのためには成功しない、「喜ぶ人」がいる「顧客が満足」しての成功なのだということです。