ジャニース事務所のこれからを考える



ジャニーズ事務所の「混乱」が止まらない。
タッキーの副社長辞任にキンプリの3人脱退。
ジャニー喜多川とメリー喜多川姉弟の後を引き継いだメリーさんの娘、藤島ジュリー景子も頑張っているのだと思います。

先代の威光を受け継ぐ2代目の辛さを今、味わっていることでしょう。
肩に力が入っていて、結果を出してゆくタッキーとの微妙な行き違いとちょっとした嫉妬と舐められたくない心理、タッキーとは複雑な関係になったのでは?(個人の意見)

タッキー自身も支えてくれる人がいなかったのかもしれない。孤独な二人は(社長と副社長)支えあわなければならないところ、二人の間に入る人もなく、ギスギスで負の関係にもつれたのかもしれない。

所詮は「喜多川商店」、藤島ジュリーの意向に沿わなければ、居づらくなるし、追い詰められるはず。
タッキーが「ここじゃなくても」と少しづつ思ってくるのは当然と言えば、当然で、何しろ(多分)財産はある程度築いているだろうから、「やりがい」と「楽しい仕事」が重要になるのは当然です。
疲れちゃって、少し休みたい気持ちも出てきたのかもしれない。

「キンプリ」の解散はもっと複雑そうです。
海外を視野にいれていた平野紫耀、国内から着実にと思っていた永瀬廉、その二人を代表に「海外」「国内」に(グループ内が)分かれたのか?
グループ内の方針の違いが亀裂を生んだ、のかもしれない。
ある意味、時代だなあ、と思います。

韓国・中国のentertainmentが外を向いて活気に溢れているのを見て、自分たちももっと世界に通用するグループになりたい、と考えるアイドルが出てくるのも当然だったのです。

ジャニーズ事務所、藤島ジュリー景子社長、外国からのアドバイザーを連れてきてみては。
お金にものを言わせて、超一流の人を。一人と言わずそれぞれの分野で。
ジャニーズから世界を目指すのは必然、だったはず。

それにしても、韓国・中国から比べるとentertainmentが遅れている日本、国家が後押ししている側面があるとはいえ、日本のエンタメ界、曲がり角にきている、いえ尻すぼみつつある、ということも事実かもしれないと思います。

世界に進出するには何かが足りない。
「語学」か「パフォーマンス」か「ビジネス戦略」か?
それは、日本の経済界そのものの低迷と似ているのでは?
国内での需要と供給にだけ満足した挙句の、グローバル化に乗り遅れ、賃金も上がらず(円安のために外国人の働き手も日本への二の足を踏んでいるとか)、ジェンダーギャップ指数も参加国146の中116位と低迷、そりゃ、結婚に対するハードルが上がれば、少子化にもなるし、先行きの暗さがハンパない。

おっと、暗くなってしまった。
平野紫燿、これからでも遅くない。
「世界」を目指してみて欲しい。