中国ドラマ ~ラブコメの定義~



韓ドラから趣向を変えて、中国ドラマを観続けていたのだけど、なかなか視聴完了できるドラマを増やすことができません。
なんか、山のようにあるデザートを少しずつつまみ食いをしていたら、お腹いっぱいになってしまって、結局、メインディッシュを食べられなかった「バイキング」のような感じ?

中華バイキングも、洋食バイキングも、ビザの食べ放題も、元を取れなかったというようなどこか苦い思い出がよみがえる、そんな共通点?があるような・・・

特に「ラブコメ」にはゆるぎない共通項があって、➀出会いは最悪で互いにいがみあう。(別れたカップルが再び出会うというヒネリもあり)
➁その出会いから(必ず)再会、頻繁に顔を合わせるようになる。➂互いに最初の印象から少しずつ変化して「見直す」機会がやってくる。➃ヒロイン・ヒーローには昔から思われている異性の友人がいる。➄その異性の友人との関係に嫉妬する。➅互いに好意を持っていることがわかる。➆誤解があって一度別れる。➇誤解が解けてハッピーエンド。

多少detailに違いがあるものの、Ⅰヒーローは必ず御曹司か成功した実業家。
Ⅱそしてヒーローは必ず「オレサマ系」。
Ⅲヒロインは勝気でなかなかのやり手。ヒーローが見直す場面は、ヒーローの仕事のピンチを救うとき。
Ⅳヒーローをずっと想っていた脇女性は結構な頻度でヒロインにイジワルをする。(韓ドラが最近女の敵は女の構図にしなくなったけど、中国ドラマはそこまで進んでいないようです)
Ⅴヒロインを思っていた脇男性は、とっても優しくて、ヒーローと真逆。ヒーローの俺様場面に憤り、ヒロインを庇う。
Ⅵ態度言葉とは裏腹に、ヒーローはヒロインを思わぬ場面で助ける。必ず「お姫様だっこ」、足をくじいたか、気を失うか。
Ⅶ「お姫様だっこ」の後ヒロインはヒーローを見直す。それはヒーローの「嫉妬」だったり、ヒロインを特別に思う「感情」だったりと「もしかしたら自分を好き?」という疑問に振り回され⇒戸惑い⇒怒り&疑問⇒喜び。
Ⅷ告白のあとはラブラブ。キスシーンも壁ドンから激しめから可愛いのまで多種多様。
Ⅸ最終回前にはヒーローがヒロインを誤解するか(その逆もあり)、なんらかの事情で引き裂かれるが、最後はHappy End。
Ⅹ必ずヒーロー、ヒロインではない脇キャラ同士の「セカンドラブエピソード」がある。

という図に飽きた、というのが本音です。

今週一で視聴している「上陽賦」、ヒーローのジョウ・イーウェイがカッコいい。
ラブコメ男子にはない、重厚さ、知的さと渋さと落ち着きと、大人度がハンパない。
中国語がわかるわけではないけれど、セリフのテンポに余裕を感じます。
視聴完了を目指して楽しみたい。