エリザベス女王崩御 ~女王は虹を渡った・・・ハズ~



エリザベス女王が亡くなりました。
96歳、トラス新首相を任命し、その2日後に亡くなったのだから、生涯現役という全くもって恐るべき健康体としっかりとした頭脳に支えられていたのだと思います。
70年の在位で15人の首相を任命したとか。
最後の任命した首相が女性だったのも、エリザベス女王を称える「天」の力のような気がします。
エリザベス女王死去前にウィンザー城の上に現れた虹にしてもエリザベス女王の持つpowerを感じないわけにいきません。

国に忠誠をつくしたエリザベス女王。
印象に残るエピソードは「戴冠式の時、(息子の)チャールズ皇太子は何をしていたのですか?」という記者の質問に、「知るもんですか。私は王冠を被るのに忙しかったのだから」と答えたということ。
母である前に女王だったのです。

スキャンダルが次々と吹き荒れる「英国王室」、その際たる主役だった「ダイアナ妃」を悲しませたカミラ夫人が王妃になってチャールズ国王の隣に立つ。
イギリス王室、流石、ヘンリー8世(離婚したいがためにローマ教会から離脱「イングランド国教会」を設立し離婚)を輩出した歴史ある国です。
エリザベス女王は「カミラ夫人に王妃を名乗らせる」を宣言し、前もって国民への批判封じをしていたとか。
地道に信頼をかち得たカミラさんの粘り勝ち、と言えなくもない。

それにしても、何故私たちは遠い国の縁もゆかりもない「英国王室」に関心を寄せるのか?
そう、ほとんど「物見遊山的」な見方なのだけど、ヨーロッパの歴史と文化を体現している人達という尊敬、そして相反する、庶民と変わらないスキャンダルの数々が我々の好奇心をそそる、類まれな「ファミリー」だからなのだと思うのです。(人々はお城の中のスキャンダラスストーリーが好き)

チャールズ国王に関してはいろいろな問題に取り組む、真面目で有能な人だ、という記事を見かけるようになりました。
それにしても、いかんせん、ダイアナ元妃を「死」に追いやった張本人というレッテル、「美しい妻」を捨て、(言っては悪いけど)「さえないおばさん」に固執した、「コンプレックスの塊」というイメージが張り付いている気がします。
また息子のウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がスキャンダルに無縁の「現代的で知的なカップル」で人々の好感度がかなり高いのも国王夫妻には気の毒な気もするのです。

21世紀の今、「王室」の存在意義が節女節目で問われるのは仕方がないことだと思います。
どう「国民」に納得してもらえるか、どう時代に適合してゆくか、エリザベス女王の歩んだ道は、万国の「伝統社会」においての見本になるような気がします。