「愛の不時着」~my favorite scene~



「愛の不時着」好きなシーンはどこか?と問われたら、(当たり前だけど)数々あります。
ざっと時系列順に行くと、①ユン・セリが辿り着いたと思った南の村がまだ北のままで、立ち尽くしていると、ジョンヒョクがさっと自分の身体でセリを隠し、チョルガンの車をやり過ごすところ。ジョンヒョクの身体の大きさを堪能できる。
そしてこのときは無意識だったのですが、これからセリを「守る」という数々の行為の記念すべき1回目。
一番最初の木から落ちたセリを抱き留めたシーンは「笑い」の要素が強かった。(好きだけど)

②セリがチョルガンに見つかり銃で脅かされているところに高級車で駆け付け、ジョンヒョクが「私の婚約者に向けている銃を下ろしてください」とチョルガンに言うところ。
チョルガンとの戦いの始まりでもあるのだけれど、後で部下たちから「隊長がそんなウソをつけるなんて」と驚かれる。

③セリの部隊5人への表彰状授与のシーンはとても楽しい。
セリは差をつけたようで、誰も差別していない、高度な技を使っています。
「隊一番のイケメン、グァンボム」とセリが発表した際のジョンヒョクの拗ね具合、specail thanks 賞だった「トマトの苗」をその後も大切にしていることが分かり、張った伏線の数々は回収されます。

④船底のキスシーンはどこかコミカルで可愛い。
このシーンで「とっさの瞬発力」があることを示したジョンヒョク。
セリにも「応用力」があり、楽しいながらも二人の能力の高さをうかがえる場面になっています。
その後、セリがジョンヒョクに八つ当たりをするシーン、ぐるぐる回りながら怒るセリがかわいい。

⑤パラグライダーで帰る決心をしたセリを追いかけるジョンヒョクがカッコいい。初めて口に出した名前「ユン・セリ!」、名前を呼ぶことで一段関係性が深まった、ということがわかるシーンでもあります。
何より、セリを抱いて崖から飛び降りる際のジョンヒョクの身体の傾け方と身のこなしが、「流石ヒョンビン、海兵隊へ行っていただけのことはある」とヒョンビン自身の徴兵まで思い出すという高度な技ありシーンになっています。

⑥ク・スンジュンと平壌のホテルで出会い、セリを連れてエレベーターに乗るところを割ってはいるジョンヒョクが素敵。
その後の外を歩いている二人を必死で追いかけるジョンヒョク。
スンジュンの登場によって、ジョンヒョクの「嫉妬心」が駆り立てられ、「自分が運命だ」「自分の目の届くところにいれば安全」等、言葉に出し、表現していくようになるジョンヒョク。
「ライバル」の存在がいかに重要かがわかるシーンになっています。
ここで関係性がさらに stepup したことは間違いない、でしょう。

ここまでは、多少危険ながらも安心して見られる場面、「危険」かつ「必死」のシーンはこれからになります。