台湾ドラマの傑作! ~秋のコンチェルト~


「仮面の王イ・ソン」は韓ドラだけれど、最近台湾ドラマを全く観ていないことに気付きました。

最後に観たのは(完走した)ドラマは「結婚って幸せですか」っていうものすごいタイトルの、そして台湾ドラマにしてはリアリティ溢れたドラマでした。
私の好きな台湾ドラマはなんといっても「秋のコンチェルト」
台湾では、2009年から2010年に放送したドラマです。

日本よりも先にドラマ化した「花より男子」でデビューしたヴァネス・ウーが主演なのですが、F4(「花より男子」のF4をそのままで演じた4人がユニットを組んだ)の中では一番地味だった彼が、一躍脚光を浴びた作品でもあります。

相手役のアン・アンが台湾の女優さんとしてはしっとりとした落ち着きと風情があり(割と大味の女優さんが多い)、ヴァネスのちょい軽い感じを引き締めていました。
身分違いの恋、病気、記憶喪失、再会、記憶の戻り、再びの恋と複雑な感情、どちらかと言えば韓ドラテイストなドラマです。
言ってみれば、これでもか、というテンプレートに乗った恋愛ドラマではありました。

「秋のコンチェルト」
①出会いは最悪
②主役ヴァネスはヒロイン、アンをいじめる
③きっかけがあり、ヴァネスはアンを「守らねば」と誓う
④二人は結ばれるが、状況がそれを許さない(ヴァネスの病気を治すために病院長の娘を選ぶ母)
⑤別れる(ヴァネスの母が別れさせた)
⑥再会するが、ヴァネスは記憶がない(そしてヴァネスには婚約者が)
⑦またまたアンに惹かれる+子どもにも(自分の子だし)
⑧記憶が戻るが、自分を裏切ったと思いこんだヴァネスは素直になれない
⑨(子どもをネタに)アンを再び取り戻すが、素直になれないまま
⑩紆余曲折あり、和解する・・・・・・ HAPPY END

「冬のソナタ」のテンプレートに子どもがスパイス、「冬ソナ」のスキー場再開発が「訴訟問題」に変わったと思ってもらえればいい気がします。

「冬のソナタ」
①不良ヨン様とジウの出会いも最悪
②不良ヨン様は父を探しに春川に。ジウに近づくのはヨンハを意識してのことで、それを知ったジウはヨン様と険悪になる
④きっかけがあり、ヨン様がジウを助けて互いに自分の気持ちを確認
⑤二人が盛り上がるも、ヨン様は留学を決意(ジウ父が自分の父?との疑い)
⑥ヨン様の事故、別れ(ヨン様母がヨン様の記憶を改ざん)
⑦再会するが、ヨン様は記憶がない(ジウはヨンハと婚約)
⑧(記憶のないまま)ヨン様とジウは惹かれ合う、再びヨン様の事故、事故後少し記憶が戻る
⑨結局、ヨン様父とジウ父が同じ?ということで別れる
⑩紆余曲折あり、再再会・・・・・・ HAPPY END

ね、似ているでしょう?
ヒーロー男子は御曹司、ヒロインは両親がそろってなく、身分が違う。
ヒロインとヒーローは愛し合ったものの、別れる。(「冬ソナ」は事故、「秋コン」は病気で記憶をなくす)
新しい局面での出会い、ヒーローは再びヒロインに惹かれる。
「冬ソナ」は記憶の戻りが「悲劇」(もしかして兄妹?)につながった。
「秋コン」は記憶が「自分を裏切ったヒロイン」という図で、感情が行き違う。
そして、ラストのラストにやっと結ばれる二人。

MUST-SEE です !!