5月19日(土)故ダイアナ妃の次男ハリー王子とアメリカ人女優のメーガン・マークルさんが結婚しました。
ロイヤルウエディング、放送の全部を観たわけではないけれど、「イギリス王室」の重みを感じました。
なんと言ってもメーガンさんが到着し、小さな子どもがメーガンさんのベールを整えると、教会の階段を一人で上り始めたことに驚きました。
そして、それがとても彼女らしいと感じたのは私だけではないはずです。
ここまでの道のりを一人で歩んできた自信に溢れているような気もしましたし、次男とはいえ、「イギリス王室」の一員になるその大変さを階段が象徴しているような気もして、「私は行ける!」という気概を見た気もします。
世界中が注目するその重圧にもヒョイヒョイと超えられそうなメーガン・マークル。
あのジバンシーのウェディングドレスがものすごくシンプルで、ちょっと意外だったけれど、ハリー王子の黒ぽい(軍服?)とコントラストで、品もありエレガントでよかったと思います。(何故か上から)
去年の8月の記事「elle オンライン」、今年のこのお祝いムードの中で読むのも皮肉ですが、昨日花嫁の父役をしたチャールズ皇太子がどうしてちゃんとした「夫」になれなかったのかが、すごく納得できる記事になっています。
すごく面白い。
「ELLE オンライン」の記事『ダイアナ妃を追いつめたのは誰? 義父フィリップ王配と英国王室“毒父”の系譜』
http://www.elle.co.jp/culture/feature/HRHPhilip_Duke_of_Edinburgh170801
読んで思うのは、やはり『生育の大切さ』、子どもの特性をとらえた教育が必要だということ。
チャールズ皇太子の不幸は、彼が育てられた時代が「個性の尊重」という概念に乏しかったこと、そして父フィリップ王配と、長男であるチャールズ皇太子の性格が全く違っていたこと、だと思いました。
父の重圧に耐えられないけれど、父の期待に応えなくては、という矛盾にさいなまれつつ育ち、大人になってからの「恋愛」にも父が関与した。
フィリップ王配は「女王の夫」、という「影」になることへの「屈辱」を子どもで晴らした、そんな感じもしてしまいました。
恵まれた容姿と体躯と頭脳。若い頃の写真があったのですが、ものすごく美男子です。
チャールズ皇太子が父にコンプレックスを抱いたことが容易に想像できます。
そして、その記事にはなかったのですが、エリザベス女王にとって、フィリップ王配は初恋の人だったとか。どこかに「惚れた弱み」があったのでしょう。
子育ても夫に一任していたようです。
ウィリアム王子とハリー王子とチャールズ皇太子の関係がどうなのかは、記事は触れていませんでした。
二人の率直な物言いと、「母への思慕」を隠さない姿は、父チャールズ皇太子とは違う性格のような気がします。
そして兄弟の絆、二人が支え合ってきたことが大きな違いになっているのかも知れません。
チャールズ皇太子が息子達に自分のようにならないように配慮した、ということも考えられます。
いずれにしても、キャサリン妃とメーガンさんが「故ダイアナ妃の不幸」、「負の連鎖」を断ち切るのは、ウィリアム王子とハリー王子にかかっているのだと思います。
まあ、これを言ったらおしまいなのだけど、「イギリス王室って自由に離婚できる」し、気楽に行ったらいい、と思います。