「アウトランダー」シーズン3 クレアの選択について考えた


「アウトランダー」シーズン3がAXNで始まりました。シーズン2は「カロデンの戦い」(ジャコバイト軍とグレートブリテン王国との闘い)がメインになってきて、戦闘シーンがハードで途中から早送りをしてしまいました。シーズン3は1948年~1968年と闘いが終わった1746年からの行ったり来たりになっています。何より、戦闘シーンがないことにホッとしています。

そして、クレアがカロデンの戦いで死んだと思っていたジェイミーがその後も生きていることを知り、1768年のイギリスに行こう、とするところまで進みました。

シーズン2の最後にクレアの妊娠がわかり、死の避けられない戦いに赴くジェイミーが1948年の世界にクレアを戻しました。3では現代の夫のフランクと子供を育てるのです。クレアは新たな冒険として、「医者」になるために大学に入学します。
そして、シーズン3の途中で夫のフランクが交通事故で亡くなり、クレアは高校を卒業した娘のブリアナにジェイミーのことを打ち明けます。混乱しながらも、母の心情を理解したブリアナはジェイミーがカロデンの戦いの後も生きていることを突き止めた歴史家ロジャーと、母のクレアにジェイミーに会うよう後押しするのです。

製作費もものすごくかかっているでしょう。18世紀の建物と衣装、そして戦いのシーン、すごく凝っていると思います。ジェイミーを演じているサム・ヒューアンは、「アウトランダー」のジェイミーのイメージを壊さないために、他の役は演じていない、とか。撮影も1年かかっているので、時間もないのかもしれません。

シーズン3、面白い!!
ですが、ドラマを面白くするあまり、フランクが可哀そう!!!!ジェイミーを忘れられないクレアに失望していくフランクは同じ大学教員の女性と関係を持ち、クレアに離婚を申し出ます。その直後に「事故死」するのです。
このジャックとフランクを演じているトビアス・メンジーズがまた上手な俳優さんでその人の好さを最大限生かすことなく、ナレ死にも似た、「事故死」に同情しました。
18世紀では、完璧な悪役イングランドの軍人ジャックを演じ、20世紀では、感情を抑えた学者フランクを演じました。
トリビアですが、主役クレアを演じているカトリーナ・バルフもフランクに同情したそうです。クレアの心情も複雑で、なかなか気持ちを乗せるのに苦労したそうそうです。

そして、私の疑問①いくらジェイミーが素敵でも18世紀に行きたいか?
②娘ブリアナとの別れよりもジェイミーを取るか?
③医者としての築いたキャリアを捨てるのか?
だから、ドラマなのです。私たちのできないことをしてくれるクレア、この後どうなるのでしょう?