キム・スヒョンの転落


それにしてもキム・スヒョン、やっちまった感がある。
出てくる写真とSNS、ちょっとやばい。


しかも、「41歳で21歳の人と結婚したい」過去の発言、この言葉がまずい、ということに気が付かなかった無知をさらしました。
その時点では無理だったか。
彼がそんな意味では「率直」だったんだ、ということにも意外に感じたりして。

何より、相手の女優さんが亡くなってしまったことが大きい。
世間が無条件にその人に同情するのは100%わかりきったことで、どこでどうミスったのか、「ひどい男」のレッテルが貼られてしまうのは必須。

彼女が15歳から21歳まで交際って(前出の発言を裏付けることになったし、しかもその後の破局は結局次の若い女性を見つける予定だったってこと?という疑惑も当然出てくる)、彼女がいろいろなトラブルの最中に「助けて」というメッセージに無反応だったのもダメージにつながります。(別れたあとにしても)
15歳にしろ、20歳にしろ、女性との年齢差が12歳あったのだから、大人の対応としてなんらかの手助けができたと思ってしまう。

可哀想なのは、15歳の少女が6年間交際していたら「この交際」が永遠に続くことを夢見ただろうし、子役から芸能界にいたらしいので、すごく狭い世界しかしらない思春期を過ごしてしまったことにもつながるのでは、と。

当初の「交際全否定」から「交際は成人していから」という事務所側のコメントもまずい。
「事務所」にしても身近にいた「大人たち」にも20歳になるかならないかの若い女性に「借金」を背負わせたことにも不信感が募ります。

いつも思うのは、子役のサポートは大切だということです。
事務所は、常に精神的サポートをし、学業とのバランスとセカンドキャリアも踏まえた支援もしなければいけない、と思うのです。

あの人は今?っていう一連の企画は、いつだって子役が転げ落ちる人生をあからさまにしています。
そう、子役の「親」にだってサポートが必要に思います。
たいてい急にお金持ちになり、その後いがみ合う、そして一家離散、親の身勝手さと大人の醜い世界を見て育った「子役」は精神のバランスを欠いた、不安定な大人になってしまうのです。

それにしても、キム・スヒョン一人の責任ではない、とも思います。
事務所側に(キム・セロンさんの)事故後のフォローがなかったこと。
彼女を支える両親との橋渡し的な動きも必要だったと思うのです。
そんな恨みで有名人でまさに今絶好調の極みに立っているキム・スヒョンに「怒り」を向けた一面もあるのかも、と。

彼に必要だったのは、慎重な行動と深い洞察、成功者が狙われる魔の手が至る所に潜んでいる、ってことを意識しなければいけなかったということ。
まず、SNSに気をつけろ、ということです。