ドラマ

「家族の名において」~予測不能が恋を成就させる~



2022年の年末から2023年1月「家族の名において」に心奪われた私。
2020年に脚光を浴びたソン・ウェイロンですが、所属事務所の盗作問題から事務所を退所する手はずを整えた矢先、契約訴訟問題に発展。出演作もお蔵入り、活動停止に追い込まれているとか。
所属事務所からソン・ウェイロンの名前の使用も止められ(しかも本名らしい)ているとか。
最近、モデル業(雑誌のモデルかな?)の再開の記事があったりして、いい方向にいくといいなあと思います。

現在23歳、一番いい時期の1.2年の活動停止はつらい。
それでなくとも人口14億の中国における俳優の人数はわからないけど、どんどん後輩が出てくるはず。
なんとか早く解決して欲しい。

そして、次の作品を探しました。
ネットフリックスの「働く女子流ワタシ探し」で、年上の上司にあこがれるインターンの役をやっていて、チラ見をしたのですが、真っすぐの性格で、私的に盛り上がらず、おそらく視聴完了は無理かな。

何と言っても、リン・シャオの屈折していて、でもジェンジェンには一途で、策略的で尚且つ情熱的に彼女を口説く。
大人で、理知的で粘り強く、でも脆い。
そんな矛盾に満ちたリン・シャオにハマった。

リン・シャオのセリフの数々を拾ってみました。

何と言ってもストレートさが彼の特徴。
兄妹のように育ったから率直な物言いは当然と言えば当然です。

おまえは俺を拾った。
俺はおまえのものだ。

すいかの真ん中、ごはんのおこげ、魚のえらの部分、豚骨の髄液、包子のあん、全部お前にあげると決めた。

おまえとは法律に裏うちされた家族関係を築きたい。

おまえもきれいになった。
おまえが一番きれいだ。

「感情とは段階を踏んで育む」とズーチウにのたまったくらい、リン・シャオは用意周到にジェンジェンの感情を自分の方に手繰り寄せた。

「告白」をしたために自分を避けていると感じたリン・シャオは、ジェンジェンに自分を避けるな、と。
ともかく、

今日から俺を男として見るんだ

と伝えます。

知っての通り自分は不眠症だ、考えておくと言われたのに避けられると眠れない、とまで言ってみる。

後にリン・シャオ自身がジェンジェンに「強要した」と自覚していたのがわかるのですが、なかなかその引く力に目を見張るものがありました。

押す、引くの恋愛技術にたけたリン・シャオの術にまんまとはめられたジェンジェン。
リン・シャオの告白、不意打ちkiss。
壊れた心の開示は意図せずだったのだけど、ジェンジェンの心がきまった瞬間だった気がします。

「押す」「引く」と「不意打ち」、「心の闇の開示」、結論は「予期せぬ事柄」が恋愛を成就に結び付く、ということだと思います。

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