Netflixに翻弄される毎日、「韓ドラ」の完全視聴がなかなか難しい。
なんとなく見始めた韓ドラの「ドドソソララソ」なのだけど、ラストの持って行きかたがひどかった。
これは「反則」というものではないか、とちょい怒りが沸いた次第です。
以下ネタバレの嵐。
結婚式最中に、父の会社が倒産、しかも父が急死。
結婚式の途中新郎は逃亡(医者で「嫁家」の財力を当てにしていた)、家も競売にかけられたク・ララ(コ・アラ)は、途方に暮れる。
ピアノもやめ、のほほんと暮らすつもりだった彼女にとっては青天の霹靂。
しかも、秘書からもらった最後のお金を不動産詐欺に遭い、車と「ミミ」という犬しが残らなかったララ。
SNSで自分を励ます「ドドソソララソ」さんに会いに「ウンポ」という町に向かう。
ところが車の中でミミの様子が一変、気をとられたララは事故を起こし入院。
気が付くと被害者のジュン(イ・ジェウク)が側にいて、両手を動かせないララは、ジュンにおんぶにだっこで面倒を見てもらことになる。
ジュンは、友人を事故で自分の目の前で亡くし、学校・家から逃亡。
バイトを掛け持ちして自立している。
ララとはララの結婚式で出会っていたけど、ただそれだけの縁で、住まい、ピアノ教室まで提供する。
ララには同い年と偽るジュン。(まあ高校生には見えないけど)
ドラマが進むにつれ、ジュンはララともっと前に会っていて、一目ぼれだった。
「ドドソソララソ」さんはジュンで、ララを表からも裏からも支えていたことがわかる。
そして、ジュンも「絶望」から少しづつ、立ち直ってゆく・・・・
とまあ、そんなストーリーなのだけど、途中のララのストーカーのエピソード。
さらわれたララを助けて、犯人が怪我をしたことで、ジュンオンマ(ソ・イスク、よく意地悪な女官役をする人)に警察からの通報で、ジュンの家出がばれ、ララと引き裂かれる。
なんだかんだでララもジュンも互いに思いは同じなのだけど、最後ジュンが(突然)「急性白血病」に・・・・!
個人的には「これは反則」と思う。
そりゃ、伏線がなかったわけではないけど。(ジュンの鼻血のシーンが数回)
で、ジュンがひた隠し、「留学」と偽りる。
そして、会うつもりでいたクリスマスの日、ジュンオンマがララを訪ね、「ララに会うためにジュンが頑張った」とか言い、死んだかのような演出。
ラストのラストは5年後。
子どもを抱えているララ。
「パパに会いに行こうね」といい、「ええっ!」と驚かせるしかけ。
で、子どもはララのお世話になっている家の娘ムヨンと同級生で一緒に事業を立ち上げたスンギの子。
ララはピアノ教師として自立し、コンクールに入賞し、音楽留学をするような子弟を育てていたのです。
ピアノを弾いているララのところに、ジュンが突然現れる。
「完治するまで、ララに会えなかった」というジュン。
Happy End~
なんかなあ、と納得がいかない。
天才高校生で、病院長の息子だったジュンはどこ~?
その5年が明かされないもったいないラストの演出。
なんで、病気!?
なんで、空白の5年!?
割と明るいタッチで始終した「ドドソソララソ」の「不治の病」の違和感。
ちょっとスキじゃないなあ。
でもイ・ジェウクの新鮮さはなかなかでした。
2018年にデビューしたばかりの俳優さんですが、187cmの長身に、キリっとした顔立ち。
ヒロインを愛する高校生役を大人っぽく、ときに子どもっぽく演じていました。(前半一回見せる上半身裸のシーンも美しかった)
時代劇もいける、ハズ。
2021年、ブレイク間違いなし、だと思います。