「冬のソナタ」、観はじまってからあの当時の毎晩「寝不足状態」だった自分を思い出しました。「冬のソナタ」をNHKで見終わって、それからTUTAYAに通う日々が始まったのです。ポータブルDVDも買ったし、TUTAYA DISCAS 、TSUTAYAの宅配サービスも一時利用していました。(割とすぐに解約。全部クリアするのは意外と大変。当たり前のことですが、近所のTSUTAYAも利用しつつはムダ、ということも気付きました。遅い!)
そうそう、1話。何度見てもヨン様の学ランはキツイ。ヨンさま当時は30歳。ヨンハが25歳。チェ・ジウが27歳、同級生のチンスク、ヨングクを演じてたイ・へウンが29歳、リュ・スンスが31歳、一番若かったのがオ・チェリンを演じていたパク・ソルミで24歳。(2002年当時)
高校生の3回(途中までだけど)は、「うわっ!『飛び出せ青春の石橋正次』か」という今やあまり知られていないツッコミを一人で入れながら観はじまりました。(それでも石橋正次は24・5歳だったようです)
でもその「うわっ!」も見慣れてくると、全然OKになり、ドラマにのめり込めるほどのストーリーに魅了されます。見返すと納得できるのですが、イ・ミニョンになってからのヨン様の違いを感じさせるために、高校生のチュンサンは、なかなか人と交わらないし、言葉を発しないし、暗い。(父のいない寂しさを背負っているっていう設定。ある意味このドラマは「父探し」の要素がある気がします)
高校時代の明るいユジンとの対比です。ユジンは父を亡くしていますが、父から愛された記憶があり、母の愛にも包まれて、妹を可愛がり、友人にも慕われ、はつらつとしています。
大人になってからのユジンは憂いを秘めて、人と積極的にかかわろうとはしていません。ミニョンが自信たっぷりで人の懐にずんずん入ってくるのとは正反対のキャラクターになっています。
「チュンサン」がいなくなってから心を閉ざしたまま、ということなのだろうと思うのです。
転校してきたその日からユジンとチュンサンは互いが気になります。そして、ユジンが酔っ払いにからまれているところをチュンサンが助けてから急速に親しくなります。
体育館でユジンにピアノを弾くチュンサン。授業をさぼって公園に行く二人。そのバツとして二人でゴミの焼却を言いつけられるのですが、それもまた二人にとって楽しいひとときなのです。
惹かれ合う二人のこの後の「悲劇」を思うと結構つらい。
久しぶりに観て思うのは、やっぱり名作だ、ということです。