ヒョンビン沼とは?


雨のうっとうしさが続いています。
「愛の不時着」の2クール目に突入は出来てはいないのですが、余韻に浸る、という感じではいます。

ヒョンビン3回目のブレイク中、という話題。
今回のリ・ジョンヒョクというキャラクターと、彼自身の兵役を「海兵隊」で終えたこともさかのぼって評価されているらしいのです。
なんとも韓国ならではのエピソードです。

「兵役」のチョイスがその後の人気にも影響する、ということも含めて、やっぱり「韓国芸能界」タフでないとやっていけません。

その「海兵隊」というところは、自ら望んで行く人はなかなかいないし、ましてや芸能人として「兵役」を後ろ倒しにしていた人で志願することはほぼない、といっても過言ではないのだそうです。(一般男性は18歳~20歳なので、体力がものをいうところでは、20代後半は圧倒的に不利)
「海兵隊」は上陸作戦を担う部隊で、その名の通り海から上陸し、一番乗りで作戦開始しなければならなくて類まれなる「応用力」を求められるため、訓練の過酷さはハンパないのです。

私の好きな映画「アフューグッドメン」 The Marines are looking for a few good men.(「海兵隊」は少数の精鋭を求めている)
この映画のタイトルとなったフレーズはいわば、「ヘタレは来るな!!」という意味で、国は違えど「海兵隊」のすごさがわかるってものです。

ヒョンビンは恐ろしいほどの「完璧主義」な方だと推測します。(前にも言ったけど)
自分に厳しく、周りに気を使い、そしてさらなる高みを目指す、ような。

「交際」が話題になった人もソン・ヘギョ、カン・ソラ、美女だし。(ただしこの二人しかサンプルはない)
しかも、その交際期間が短い。
つまりは、相手にも相当のものを求めるってこと?な気もします。(推測の域はでない)

いえいえ、キャラクターと本人の実際はどうでもいいことでもあります。
リ・ジョンヒョクはユン・セリへ、なんの見返りも求めない「愛」を表現したのです。
ヒョンビンとジョンヒョクが一致しなくてもいいのです。(とはいえ多少は一致して欲しい)

セリのために、シャンプーやらボディソープを買い、「アロマキャンドル」を探し、コーヒーを豆から煎って入れ、麺をコネてうどん(?)を作り、最後にはセリを庇い拳銃で撃たれたのです。

大事なのは、「おまえのために」という「オレサマ感」がなかったということ、ジョンヒョクの愛は究極の「他者理解」だった。
最後の最後まで、「独占欲」とか「征服欲」とか「支配欲」とか自己欲求のかけらもなかったのです。

その俺様でない軍人の愛が2020年の「コロナ禍」に希望をもたらした。
ヒョンビン沼とは、その「愛の沼」なのだと思います。