「冬ソナ」のスター、チェ・ジウが第一子となる女の子を出産したとか。44歳。
母子ともに健康で、「私は高齢出産のアイコン」という発言もされています。
うがった見方をすれば、完璧な自然妊娠だったのか、そこらへんからきちっと説明してくれないと、「お金があったからできたよね」という話になってしまいます。
セレブな病院、著名なドクター、科学の恩恵を受けた妊娠、それらから一線を画している、ということが公にされないと、素直に「はい、そうですか」とは言えないような気がします。
まあ、めでたい事ではあるけれど。
見かけよりもずっとタフな人なのだと思います。
なんとなく、日本で言えば「小雪」のような。
もう一人くらい産むかも。(小雪は3人)
さらにうがった見方をすると、44歳で大丈夫なんだから、私も、という「不妊治療」を助長し、希望を抱かせる、そしてまた「産まなくちゃ」強迫観念という流れ・・・・
これは避けていただきたい。
「非婚」を公言する韓国のタレント・俳優が増えてきている中、自分のスタイルを貫いているのかも、とも思います。
10歳くらい年下な夫、キャリアを十分積んでからの結婚・出産は、チェ・ジウの並々ならぬ「意志」、そして案外「こうあらねば」という意識も根底にあったのだ、ということも垣間見えます。
韓国は婚姻率も下がり、少子化もすごいスピードで進んでいるようです。
まず「就職難」が原因のひとつ、というのがいろいろなドラマからでも見て取れます。
高い大学進学率も、一時期は80%あった数字も2016年には69%に。(その後も少しづつ下がっているらしい)
企業間賃金格差が激しくて、大きい会社の競争率がハンパない。(「ミセン」で見たなあ)
それでもどこかに就職できればいい方で、若者の失業率は韓国の大きな社会問題のようです。
就職できなければ、「結婚」はぜいたくなもの。
日本でも「結婚」はぜいたくになりつつあるけど。
そして、何といっても「儒教」の意識故の結婚すると女性が大変な「家族関係」
韓国の人からすると、日本人の家族関温度がびっくりするくらい「低く」思えるらしい、です。
反対に言えば、それだけ大変な韓国の「家族間密着度」、いろんな「家族の催し」。
これも変化しているみたいです。
1990年代生まれが結婚世代になって、このしきたりに異を唱えることのできる女性たちが増えているとか。
例えば「秋夕(チュソク)」という家族のイベントに、「え~っ行きません」ということを口にするツワモノが増えているとか。いえ、頑張って欲しい。
その家族間イベントの簡素化が進めば、結婚していもいい、という人も増える・・・・ハズ。